キリツとした強い香りが若返りの媚薬
地中海沿岸地方からヨーロッパ南部が原産のシソ科の植物で、ギリシア時代から芳香を持った薬草として広く愛用されていました。
 
中国には宋の時代に伝わり、「迷送香」の名で薬品として扱われました。不老長寿、記憶力を増進すると言われ、それを祈って髪に挿したという風習が残っています。優れた強壮作用があり、全身への刺敵作用が強く、昔から若返りの媚薬といわれています。

ローズマリーは愛のシンボル
強い香りがいつまでも残ることから、「永遠の愛のシンボル」といわれ、婚礼のときの花嫁が身につけるハーブとされています。 中世のころは花束にしたものを持ち歩き、ときどき香りを嗅ぐことによって、豊かな気分を味わえるとされていました。 ローズマリーは、中世の人々の生活に欠かせないものでした。
 
当時の人々は、ローズマリーを床にまいて香りを楽しみました。その香りで無気力な人もやる気が出て、生活に活気が出てくるのだと信じられていました。 ローズマリーには殺菌作用があるので、病人がいるときには、病室でローズマリーを焚いて、感染を防いだといいます。

マリアのバラの名前の由来
語源はラテン語のRosimarines「海のしずく」がなまって英語のRoscimarine「海のバラ」、さらに変わってRoseimary「マリアのバラ」になったといわれます。
 
聖母マリアに関する伝説の一つに、ローズマリーがなぜ青い花を咲かせるようになったかという話があります。マリア様が幼いイエスを抱いて旅をされたとき、途中、一本の木の側で一休みし、マリア様は着ていた青いマントを取って、この木に掛けました。木には白い花が咲いていましたが、それ以来青い花が咲くようになったということです。

ローズマリーの成分と薬効
エステル、アルコール類、リナロールなどの精油、そのほか有機酸、タンニンなどの配糖体を含んでいます。 精油には、神経を刺激する興奮作用、催淫効果があります。媚薬として使われるほか、体力増強、強壮、消化促進、殺菌、強精などにも利用されます。